(2014年総集編1)トレジャーデータとは
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はじめに
トレジャーデータはクラウドでデータマネージメントサービスを提供しています。
2014年は,トレジャーデータにとって大きな成長の年でした。また,Web,ゲーム,広告,IoT(Internet of Things:"モノ"のインターネット)など,非常に多種多様な業種との連携が進みました。
また,トレジャーデータの名前が知られれば知られるほど,トレジャーデータはいったいどんな会社なのか,といった疑問や理解の曖昧さも上がっていくのは必然のことです。
本シリーズ:「2014年総集編」は,トレジャーデータを再認識し,Treasure Data Service(トレジャーデータサービス)の便利な機能を知り,ビッグデータ業界のトレンドを知ってもらうという意図をもっています。
問題定義
スマートフォンやソーシャルメディア,各種センサーの普及,拡散に伴って,増え続けるデータはすべての産業が抱える共通の問題となっています。今日のビジネスは,それらのデータから価値のあるインサイトを探し続けることであると言ってよいでしょう。しかしながら,巨大なデータ(ビッグデータ)のマネージメントは,多くの企業にとって挑戦的なことであることがわかっています。
ビッグデータ共通の問題には,以下のものがあります。
- リソース:分析基盤の運用において,非常にレベルの高いエンジニアが必要です。
- コスト:既存のデータウェアハウスは非常に高額です。また,小さく始めるとしても,そのコストとインテグレーションにかかる時間は相当のものです。
- アーキテクチャ:既存のインフラストラクチャを移行するのは,非常にたいへんな作業です。そのためにレガシーなアーキテクチャを使い続けなければなりませんでした。
トレジャーデータは何を提供するか
Treasure Data Serviceの根幹は,次の2つコンポーネントを有した「クラウド型データマネージメントサービス」です:
- 容量無制限のクラウド分散データベース
- 分散処理エンジン
- バッチクエリー(スタンダードプラン)
- アドホッククエリー(プレミアムプラン)
トレジャーデータの特徴
- サインアップ後,すぐに始められる。
- 容量無制限かつ高可用性をもったクラウドストレージ。
- 高機能な管理コンソールをもち,ビッグデータの扱いが非常に簡単。
- データも集計リソースもクラウド上で完結するため,ローカルのマシンスペックに影響せず,かつポータビリティである。
- エラスティック(伸縮自在)な集計リソース。
- あらゆる分析ツールや可視化ツールとの接続が容易。
- データレコード数と集計エンジンのコア数をベースにした課金体系なので,スモールスタートが可能。
トレジャーデータのアプローチ
1. 「ストレージをたくさん使ってもらうには」
- スキーマレスな構造を受け入れるため,テーブル項目の仕様変更に伴う面倒な更新作業が不要。
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あらゆるデータソースに対応する柔軟なデータ収集ツールの提供。
2. 「たくさん集計エンジンを回してもらうには」
- ウェブ上の管理コンソールから,簡単にクエリーの実行が可能。
- 集計のためのプログラムを書く必要はなく,SQLライクな記述が可能。
- 瞬時に集計結果が返ってくるアドホッククエリーを提供。
3. 「より多くの分野の,より多くの企業に使ってもらうには」
- さまざまなデータ分析ツール,BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとの接続性がある。
- RDBMSやNoSQL,データマートなど,さまざまなデータベースに結果書き出しが可能。
トレジャーデータのサポート体制
トレジャーデータは万全なサポート体制をもっています。
- 24時間×365日の運用体制
- エンジニアによる迅速なサポート
- ユーザーごとにアクセスコントロール / IP制限
- データコレクターによるデータ転送はSSL利用でセキュア
- 管理者画面でデータ量,使用状況,ユーザー管理が可能
- データの所有権はお客様