APIレスであらゆるデータの統合を可能にする Datorama は新時代のマーケティングダッシュボード 1(イントロ編)
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はじめに
本記事ではトレジャーデータともパートナーシップを持つダッシュボード「Datorama」を紹介していきます。
主に広告業界のマーケティングダッシュボードとして不動の地位を確立しつつある Datoramaは,独自の技術によってあらゆるマーケティングデータを統合することを可能にした,唯一無二のツールです。本記事では Datorama の主要な機能・概念を紹介するとともに,トレジャーデータと連携することによるシナジーについて解説していきます。
Datorama が持つ独自の機能とは?
Datorama は他のダッシュボードに無い独自の機能・概念をもっています。
- 「Data Streams」であらゆる Web/広告サービス,テキストファイル,データベースベンダーからのデータ収集を一元化
- 「Total Connect」で API 不要で Twitter や Facebook, Google Analytics などのサービスのデータを収集
- 統合分析を念頭に置いた「Data Mapping」機能により,データ統合ダッシュボードの作成が容易
- 様々なチャートや広告配信結果の可視化に特化したグラフなどを含む「Widget」が分析者の意図に沿ったダッシュボード作成を支援
Data Streams
「Data Streams」は,Datorama から取得可能なデータソースを意味します。取得できるデータソースは大きく分けて3種類:「Marketing Vendors」「Flat Files」「Techincal Vendors」があります。
↑ とりわけ「Marketing Vendors」に属する web/広告サービスデータは,データ分析にクリティカルなソースでありながら,他のダッシュボードツールでは実装していなく,分析側が個々の API を使ったスクリプトを作成し取得しなければならない,それなりにコストのかかるデータでした。
Total Connect
「Total Connect」は,従来 API が必要であった Marketing Vendors に属するサービスデータを独自の機能で API 不要で簡単に取り込むことのできる非常に優れた機能です。
↑ 例えば facebook とは,IDの連携設定を行うだけで,自動的にデータを取り込んでくれます。その際のカラム名なども Datorama 側で自動決定してくれ,(ここは重要です)かつデフォルトのデータプレビュー機能画面まで自動で作成してくれます。(下図)
Data Mapping
複数のデータソースを統合する場合,統合の際にどのカラム名同士を紐付けるかは悩ましい問題です。また,データソースが増えたり複数人でデータを管理していく際には,明確な「Data Mapping」ルールが必要となってきます。Datorama はそこに独自の工夫を盛り込んでいます。
↑ Datorama では,取り込んだデータソースの「オリジナル」のカラム名は使用しません。オリジナルのカラムは Datorama 上の「グローバル」なカラムに各々マッピングされて管理することになります。ダッシュボード作成の際にはこの「グローバル」なカラムを使用することによって,作成者がデータ連携を意識しなくても自然なデータ統合ダッシュボードが作成可能になるのです。
Widget
どれくらいの種類のチャート機能を持っているかは,ダッシュボードツールを選定する際の重要な項目かと思います。Datorama のチャート機能は「Widget」と呼ばれますが,これは一般的な棒グラフなどのチャート群に加えて,広告マーケティングに特化した可視化機能を多数有しています。
Datoramaは「Social」や「Web Analytics」「Marketing」など,それぞれの業界に特化した可視化機能を含め,現時点で66種類の widget を備えています。
次回からは個々の Datorama の特筆すべき機能を,実際にデータを入れながら紹介していきたいと思います!